mono(0w0)ログ

読んで、体験して、自分でやってみた記録

チームビルディング勉強会 「ちいとぽ」感想会! に参加しました。

team-building-study-group.connpass.com

参加のきっかけ

kuroさんに紹介されて、本を読み切るモチベーションにもなると思い参加を決めました。

会の流れ

  • 自己紹介
  • OST(30分×2回)
  • チェックアウト

miroを使って情報を共有しながら進めました。 事前にmiroにアクセスしたのですが、個人アカウント未取得でしたのでちょっと焦りました。 よくよく考えるとほとんどmiro使ったことがなかったので、チュートリアルやって慣れておきたいです。

また、オフラインでのOSTはやったことがありましたが、オンラインでは実は初めてでした。色々、初めてづくしだったのですが言い出すタイミングを逃してしまいました。

自己紹介

今回、自分はマネージャーの役職についたこともあり、組織設計・組織マネジメントの学習の意味で本を読みました。 プロダクト開発をする組織ではないため、本のコンテキストと一致していないことが不安でしたが、参加者の方々も様々な立場でチームや組織のあり方に興味を持たれているのだなと安心しました。

「認知負荷について」

認知負荷の解像度を上げたい、認知負荷という概念とは?、具体的な認知負荷はどういうもの?という意見が重なりました。 それだけ、印象深いキーワードなのだなと知ることができました。

認知負荷という概念は教育分野から生まれたもので、関連する論文を読んでも、本に書いてある認知負荷とはまた異なるように思うという意見がありました。認知負荷が低すぎても学習効果が低いそうです。

教育分野の認知負荷には、学習内容に伴う負荷・学習に関係ない余計な負荷・学習に役立つ適切な負荷の3つがあるそうです。3つ目がただ下げるだけでは駄目な負荷となります。

学習内容に伴う負荷は、学習の分野(数学とか歴史とか)ごとに負荷が異なるのだそうです。ここが、ストリームアラインドチームで分割し、より複雑な分野領域はコンプリケイテッド・サブシステムチームが担当する。学習に役立つ適切な負荷はイネイブリングチームが調整するのではと考えコメントしました。それに応じて、学習に関係ない余計な負荷はスクラムで言うスクラムマスターやプラットフォームチームが負荷を下げる・無くすように調整するという意見をいただきました。

他にも、制限しない方が良い認知負荷があるのでは?という意見や、認知負荷が高い状態を検知するにはどうしたら良いか?という問いが出ましたが、なかなか腑に落ちる答えは出ず時間切れになりました。

「チームAPIについて」

チームAPIについてどう思うか?というテーマで対話しました。

  • Redmineチケットでコミュニケーションが規定されているのでそれに従ってくださいと言われて、わかるけど冷たいなと感じたことがある。
  • チーム間のドラッカー風エクササイズという感覚。それぞれのチームが自分のチームの思いを表明するのに良さそう。
  • コミュニケーションは増やせば良い、とりあえず会話しようという認識だったが、そればかりではないことに気づけた。
  • レポートラインやロールを意識してコミュニケーションや報告資料を規定し、余計な介入を減らすことをやっていた。これもチームAPIと言えるのではないか。
  • チームAPIテンプレートがあるよ。

チームのあり方や働き方など大切にしているもの、何をやっているかを表明してチーム間のインタラクションを円滑にするものとコミュニケーションそのものの規定の2つで意見が出ていました。自分は後者の印象が強くあったので、前者の価値に気づかせてもらえて良かったと思います。

また、チームAPIによっては感情にも影響することが意見に上がっていて、今ふりかえると、こういうのもチームAPIの抱える問題や認知負荷が高いシグナルなのかな?と考えています。

チェックアウト

チェックアウトとしてふりかえりを行いました。

総じて、本を読んでモヤモヤしたところを共有できて良かったという意見が多かったと思います。自分もモヤモヤはあるんですが言語化できていなかったなと感じました。何がモヤモヤするのか、何を知りたいのかを書き出しながら本の感想も書いてみたいと思います。

また、別のセッションでは、節(PARTかな?)ごとに感想戦を実施しており、ふりかえりで章(Chapterかな?)ごとにやっても良さそうという意見がありました。理解を深めるのに良さそうなので機会があれば参加したいと思っています。

全体の感想

人によって目の付け所が違っていて気づかせてもらえたり、同じ感想を持っていることを聞けて安心したり、対話によって学びが深まる体験ができて良かったです。

チームAPIについてメンバーにやってみようよと言いたくなりました。いま、目下の仕事に大変なチームもあるのでメンバーの認知負荷を高めすぎないように気をつけながら整えていきたいと思います。