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読んで、体験して、自分でやってみた記録

子どものほめ方・叱り方を学ぶ

娘の幼稚園で日曜参観の後に講師の方をお招きして講演がありました。子育てに関わることで上手なほめ方・叱り方を教えていただきました。 正直、一緒に仕事する大人にも当てはまる、参考になるなあと思ったので記録しておきます。

講師は、女性ライフサイクル研究所 Felianの桑田 道子さん。

子どもは

  • たくさんのお世話と関心を必要とする
  • 好奇心が旺盛
  • できる以上のことに挑戦したがり失敗する
  • 何度も同じことを言ってきかせる必要がある
  • 子どもは自己主張をする

「子どもが子どもらしくあるだけで大人をイライラさせることはある」

人格の発達

エリクソンの発達段階。 小学校上がるまでに三段階、最終的に八段階の人格形成のステージがある。

  1. 基本的信頼
    • できたことを認める
    • アクナレッジ
  2. 自律性
    • 気持ちを受け止めて言葉にする
    • 感情と行動を区別する
    • 他者を認めつつ行動できるようになる
  3. 自発性

子どもの好奇心に全て完璧に答えないこと「なんで?」に対しては「なんでだと思う?」のように考えさせるように問い返すことも必要。

大人のすることは魅力的。能力の多寡は考えずにやりたい気持ちが湧く。

大人からすると同じことでも場面が違うと応用ができない。そのため何度同じことを言わせるの⁉︎となりやすい。

子供の自己主張を成長の階段を登る途中と考える。

上手な叱り方

「しつけ」とは「親の価値観を伝える」ことである。

大切な価値観と言われるとアジャイルマニフェストとかモダンアジャイルを思い浮かべてしまうw

  • みんなを喜ばす、尊重する
  • 安全であること、安全にすること
  • 挑戦・失敗・学習・再挑戦
  • 継続すること

自律性を育む

怒られるからダメという理解では、「他者コントロール」にとどまっている状態。

上手に自律性を身につけるために

  • 理由を尋ねる(問い詰め口調はNG)
  • 気持ちを受け止める
    • 子どもが気持ちを表現する機会
  • 行動の変化を促す
    • 次はどうできるかの相談
    • 注意したあとのフォロー

気持ちと行動の区別を教えることが自律性を育む

叱るコツ

  • 一度に1つだけ
  • 過去のことは持ち出さない
  • 行動について叱り、子ども自身を否定しない
  • 短く切り上げる
  • 「〜しない」よりも「〜する」言い方
  • 選択させる
  • たくさんほめる、すかさずほめる、うまく言っていることを見逃さない

まとめ

子育てには子育ての難しさが、エンジニアリングマネジメントにはエンジニアリングマネジメントの難しさがありますが、どちらも人に向きあってこそ成し得るものだなと再確認できた日でした。