エラスティックリーダーシップ を読みました
リーダーシップやマネジメントについて悩んでいたときに良さそうだったので購入。 結構前に読了してたのにアウトプットできてなかったのでメモ。
本の感想
チームの状態に応じてリーダーシップのスタイルを変化させて対応する方法が具体的に書かれていてとても参考になりました。 リーダーシップもマネジメントもスキルで解決できることに気づかせてくれた本です。
SIerとして協力会社のメンバーとチームを組むため、プロジェクト初期の立ち上げにとても苦労していました。今はこの本を参考にチームの育て方・成長の仕方・メンバーとの接し方を実践しています。 特に印象に残っているのは「コミットメント言語」ですね。すぐにチームメンバーにも伝えました。
現実は非情である
実践していますが、なかなか自己組織化チームへの道は険しい。。。 サバイバルフェーズと学習フェーズを行ったり来たりという感じ。 メンバーとの1on1を定期的に行うことが必要と思っています。
購入したのは紙の本
Amazonで探したら電子書籍版がなかったのだけど、O'Reillyのサイトなら電子書籍版も購入できることを後から知りました。Kindleアプリでも見ることができるので参考まで。
本を読みながらとったメモ
殴り書きなのでまとまっては無いです。
スタイル
- 挑戦させる/コーチ型
- チームの問題はチームに解決させる
- リーダーがボトルネックにならないこと
- チームに意思決定の仕方を教える
- 教訓を得られる限りチームが誤った決定を下すことも許容する
- 指揮統制型
- リーダーが道を示す
- リーダーは決定者であり問題を解決する
- ファシリテート型
- アジャイル
- 自己組織化チーム
- チームが問題を解決すると信頼する
フェーズ
- サバイバルフェーズ
- チームに学習する時間が十分にない状態
- ゆとり時間を作って抜け出す
- 学習フェーズ
- ゆとり時間があり、学習や検証を行っている状態
- 問題を自己解決できるよう教え、挑戦させることで自己組織化チームへと育てる
- 自己組織化フェーズ
- リーダー不在でも問題ない状態
- リーダーが自由に使える時間を持てる状態
バス因子
- チームメンバーの何人がバスに轢かれたらプロジェクトもしくはチームが破綻するか?
- バス因子とはバス係数として数えられるメンバーのこと
- バス因子がリスク
- 単一障害点
- 物事の進行を減速させるボトルネック
- 士気を低下、雇用の不安を誘発
- チームの成長を阻害する
- バス因子の除去・発生防止
- ペア作業とコーチング
- 教師として扱う
- メンバーを安全地帯の外に連れ出す
サバイバルモード
- ゆとり時間が十分に取れない状態
- 永続化・常態化しやすい
- サバイバルモードから抜け出す
- ゆとり時間を作るためにコミットメントを取り消す努力をする
- それこそがマネジメントでありリーダーの役割である
- 指揮統制型リーダーシップ
学習モード
- 学習の変化
- 学習の進みが遅く安定高原→学習の谷→学習が大きく飛躍している峰
- 谷は安全地帯の外へ踏み出した状態
- コミットメント言語
- 事実を述べ、"いつ"までに"なに"を実行する
- 制御下にあるものにコミットする
- チームを成長させるワード
- それに関してあなたは何を行いますか?
- デイリーミーティング
- 1on1
- 笑顔と礼儀を忘れない
自己組織化モード
- クリアリングミーティング
- 全員が知るべき重要な課題を伝える
- 課題提起の機会を全員に与える
- チームの自己組織化レベルを測る
- チーム内の信頼を作り出す
- 目的は未熟なチームを迎え、成熟に向かうのを助けること
- 何を問い、何を行うか?
- うまくいかなかったことは何か?
- あなたはそれに関して何をするつもりですか?
- よかったことは何か?
- 締めの言葉(あなたがすること)
- 権限の行使について
- 物理的な振る舞いを見つけ、その振る舞いを変えたい時はどうしたら良いだろうか?
- 人に対するつらいことをやるのがあなたの仕事(1on1)
- 影響パターンを考える
- 個人レベルの能力・モチベーション
- 社会レベルの能力・モチベーション
- 環境レベルの能力・モチベーション
管理職のマニフェスト
- 管理者は、部下の自己組織化と自己管理スキルを長期的・全体的に成長させること
- 部下が求めるものは変化するという事実を受け入れる
- 部下に対するリーダーシップスタイルを変化させる
- 部下とともに改善に挑戦する
- ゆとり時間を作る
- リスクを受け入れる
- 適切な時に援護する
- 部下が組織を横断してスキルを習得することを支援する
- 部下を導くことが中核
- 自分の時間の50%をコミュニケーションに当てる
- ソフトウェアの問題を人の問題として扱い指導する
- 対人スキルとコミュニケーション技術を学び、部下にも確認させる